2018年12月20日
世界的需要増、「スピルリナ」新局面へ

 スーパーフードの王様として知られるスピルリナ。米国では天然の総合栄養食として、セレブやハリウッドスターが“スーパーフード”として注目したことを契機に、ブームが再燃した。国内で近年、特に目立つのは、スムージーや麺類、菓子類をはじめとした一般食品分野への添加だ。

 関連企業への取材では、「テレビや雑誌で様々な切り口で紹介され、消費者にとってより身近な存在となった。これまでは50代以上の購入層に支持されていたが、今では30代まで購入層が広がっている。従来のタブレット品などの健康食品の枠にとらわれず、一般食品への採用が拡大したことが大きい」と話す。

 コンビニのローソンでは、スピルリナ配合のスムージーをナチュラルローソンブランドで展開。2015年の発売以来、シリーズ累計売上数1億6,000万個を達成したという。

 様々な形でスピルリナ市場の裾野が拡がるなか、「スピルリナで世界の食糧危機を救う」と立ち上がった企業も。藻を活用した健康食品の開発を手掛けるタベルモは今年、生のまま食べられる商品を高品質かつ低価格で量産すべく、ブルネイに量産工場を設立。その優位性を活かし、「ジュースやアイス、ドレッシングなどの商品開発をグローバルに展開していきたい」としている。

 世界的なスピルリナ需要の高まりを背景に、新規参入を狙う企業もある。水面下では、「大手DgSがPBでの商品化を進めている」「外資のネットワーク企業が日本法人での販売を決定した」などの声もあり、今後も商品開発が活発化するものとみられる。

 原料サプライヤーでは、供給がタイトな状況になっているケースも。海外産スピルリナのサプライヤーでは、「(培養メーカーは)欧米への販売に注力しており、日本市場向けにスピルリナが回ってこない」とする声もある。台湾のクロレラ培養メーカーに、スピルリナの受託培養を依頼するケースもあるとか。

 世界的な市場拡大で競争が激化するなか、各社の思惑が交錯。世界のスピルリナ市場を取り巻く環境は今、にわかに慌ただしさを増している。



詳しくは健康産業新聞第1658号(2018.12.19)で
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