2018年12月19日
「米」で国際シンポ、玄米で疾病発症リスク低下

 「コメとグローバルヘルス~コメとコメ糠の科学」をテーマとする国際シンポジウム(組織委員長:東北大学名誉教授・宮澤陽夫氏)が11月29~30日、国立京都国際会館で開催された。国内外のスピーカーを迎えて、米と米糠などの新しい知見や、食糧安全保障問題、世界の健康に寄与する米の役割などが取り上げられ、約400人が参加した。

 帝京大学臨床研究センターの寺本民夫氏は「日本の食生活と健康」のテーマで、「1960年代から、食事の欧米化とともに、塩分摂取と高血圧に起因する卒中死の減少が進行してきたが、1985年から再び増加し始めた。コレステロール値も日米で逆転し、虚血性心疾患も日米で接近している」ことを説明。魚や大豆、野菜の食事と、これを支える米を中心とした日本食の重要性に言及した。

 東京大学の佐々木敏氏は、「白米と玄米の比較では、がんや糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などで、玄米を食べている方が発症率が低い」とした上で、最近の塩分とロカボの問題などに触れ、「食事と健康の問題はどう捉えるか、見る角度、対象が栄養素か食行動かなどで異なってくる。とても深く複雑系の議論で、簡単ではない」とした。

 シンポジウムでは、162ヵ国の米とがんの研究を統計的に処理して、卵巣がんや前立腺がん、子宮がんなどと米食の保護的効果を紹介、フィトケミカルなどの作用に期待できる、とする報告もあった。このほか、米糠成分のイノシトール、γ‐オリザノールなどの機能性に関する研究報告や、PAOと食糧安保と米を取り巻く幅広い報告など、米を取り巻く幅広い報告がなされた。




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