2018年7月24日
【胃腸サポート食品】 拡大するプレバイオ、プロバイオ市場

胃腸のトラブルは代表的な現代病で、ストレス社会の到来や、食生活の欧米化にともない注目されるようになった。わが国ではこうした諸症状に対して症状が悪化してから医薬品に頼るケースが多かった。一方、腸のラブルも現代病の1つと言え、過敏性腸症候群(IBS)に悩む人も増える傾向にある。腸に関しては“腸内フローラ”“腸脳相関”といった言葉が一般に浸透し始め、腸内環境の正常化を軸としたプレバイオティクス、プロバイオティクスに関する研究報告もメディアを賑わすようになった。胃腸トラブルを医薬品に頼るリスクに関する報告もあり、健胃や整腸作用のニーズは高まっている。

近年、胃腸薬の国内市場は縮小傾向にあり、その理由としては消費の低迷による一般用医薬品市場全体の伸び悩み、インパクトのある商品の不在、超高齢化社会の進展、人口減少による影響などが考えられている。外国人訪日観光客が漢方薬を含む一般医薬品の胃腸薬を“爆買い”したという例外はあるが、国内需要に関しては市場規模500億円ほどで推移し、減少に歯止めがかからない状況。これには「企業単位の大きな飲み会や宴会が減少していることも理由なのでは」という製薬会社からの指摘もある。


■拡大するプレバイオ、プロバイオ市場

免疫細胞の70%が集まると言われる腸。“腸内フローラ”という言葉の認知度は急速に高まった。ほかにも脳腸相関、プレバイオティクス、プロバイオティクスに加え、最近ではシンバイオティクスという概念が浸透しつつある。プレバイオティクスが「大腸内に定着する特定の細菌群の増殖や活性化を促すことで宿主に有利な影響を与え、健康改善効果をもつ難消化性物質」とされており、関連する成分としてオリゴ糖や食物繊維(イヌリン、ポリデキストロースなど)などがあげられる。一方、プロバイオティクスは「宿主に適当量与えたとき健康効果を発揮する生きた微生物」と定義しており、素材としては乳酸菌やビフィズス菌などを指す。そして、このプレバイオティクスとプロバイオティクスをバランスよく摂取し、腸内環境にアプローチするという考え方がシンバイオティクスだ。決して新しい概念ではないものの、メーカーの啓発が奏功し消費者にも認知されつつある。

丸善製薬では『スマート乳酸菌』を販売。“植物の持つ力を最大限に引き出す”ことに着目し、新規プロバイオティクスとして開発した。漬物から独自に分離した乳酸菌(Lactobacillus plantarum 22A-3株)で、生菌であれば、腸内でタンナーゼを産生することが大きな特長。豊富な機能の中には整腸作用も含まれている。老舗の酵素食品メーカーのケルプ研究所は、約60種類の植物原料からエキスを抽出し、スターターを使わず長期間発酵・熟成させる「自然発酵」製法で、飲料の製造および自社製品の販売を手掛けている。


詳しくは健康産業新聞第1648号(2018.7.18)で
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