2018年6月14日
たまごの健康機能

完全栄養食品といわれるたまご。最近では飼料の工夫によってビタミンやDHA、ヨウ素を強化した鶏卵が栄養価の優れた“プレミアムエッグ”として浸透している。また世界的にコレステロールの摂取基準が見直されたことも鶏卵業界には追い風に。米国農務省(USDA)が発表した「米国人の食生活指針」ではコレステロールの摂取制限が削除され、さらには、厚生労働省による「日本人の食事摂取基準2015」でもコレステロール摂取量の上限値が撤廃された。これまでコレステロール値を上げる悪役のイメージが強かったたまごは、栄養価の高い食材という認識に加え、コレステロールに対するイメージが払拭されはじめた。たまごの消費拡大への追い風が吹くなか、メーカー各社、業界団体によるたまごの普及活動が活発化している。

■満腹感持続、認知機能など たまごの機能性研究進む

たまごは人の体内で作ることのできない8種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、良質の動物性たんぱく源として、高齢者の低たんぱく予防や運動機能維持が期待できる。近年では、国内外で機能性研究が盛んに行われ、卵黄に含まれるリン脂質の脳への働きやカロテノイドの抗酸化能、満腹感の持続、抗メタボ、認知機能の低下抑制、抗老化・抗炎症への有用性など研究報告が相次いでいる。昨年は、卵殻カルシウムがヒトの骨量を増加させることを示唆する研究論文(Journal of Nutritional Science andVitaminology)も報告された。国内では毎年、「タマゴシンポジウム」や「日本たまご研究会」などで、鶏卵メーカーや研究者による最新のたまごの機能性研究が発表され、健康産業における「たまご」の存在感は年々増している。

国際鶏卵協議会の報告書によれば、日本国内の一人あたりの年間たまご消費量は約331個。日本国民の総人口が減少するなか、前回調査の330個から1個増と市場は堅調に推移している。世界各国と比較してもメキシコに次ぐ世界2位の消費大国だ。最近では、飼料の工夫によってビタミンやDHA、ヨウ素を強化した鶏卵が栄養価の優れた“プレミアムエッグ”として浸透、高付加価値卵への需要が高まっている。


現在、栄養強化や飼育法に工夫を凝らした付加価値型の特殊卵は国内だけでも1,000アイテム以上あるといわれており、多様化が進む。葉酸やビタミンを強化した“妊活たまご”など、訴求を絞った製品の需要は年々増加しているという。このほかアスタキサンチンなどが配合されたたまごなど、現代の様々なニーズに応じた製品開発が進む。これらの付加価値卵は、妊婦や高齢者向けのギフトとしても好評。一般スーパーから高級スーパー、自然食専門店、道の駅といった様々な店舗のほか、宅配や通販チャネルでも扱われ、販売チャネルも拡大している。


詳しくは健康産業新聞第1644号(2018.6.6)で
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